日本人らしい気の使い方

昨日に引き続き、結婚の話です。
挙式は年内にやることになっております。
それというのも、彼女の厄年に当たるからなのです。
厄年とは何か。
陰陽道でいうところの災厄の降りかかるとされている年のことです。
相手の女性が1975年生まれの、現在30歳なのですが、
この年に生まれた女性はもれなく来年が厄年になってきます。
数え年だからです。お馬さん(競走馬)と一緒です。
いくつか厄年はありますが、女性は数え年で33歳が厄年です。
数え年は生まれた時点を1歳とし、1月1日が来るたびに
一つ年齢が増えますから、来年になると満年齢プラス2歳が
数え年になるので、33歳のときに結婚することになるわけです。
それを避けようっていうことで、年内結婚説が浮上しました。
で、これはあとで詳しく書きますが、式は彼女の希望で
神前でも人前でもなく、「チャペル」で行います。
むろん、キリスト教です。
そして、日柄は「友引」になりそうです。
つまり、陰陽道を気にしつつ、仏教の日柄を考慮し、「天にまします神」に
結婚を誓うわけです。
いろんな神さんに気を使いつつ、結婚するわけです。
なんとも日本人らしいではないですか。
で、子どもが生まれたり、七五三のときには神社に行き、
死んだら仏教のお寺に埋葬して、戒名をつけてもらうんですからね。
それはそうと、私の「家」は仏教が基本ですが、信仰心はあまり
ありません。実家の仏壇に手を合わせるぐらいです。
これは彼女のほうも同じようです。
いろんな神さん(陰陽道は宗教ではありませんが)に
気を使いながら進める結婚という儀礼
果たしてこれからうまく行くんでしょうか。