男性語を翻訳してくれる辞書

もうすぐドイツでサッカーW杯が行われますね。たのしみ。
そのドイツの有名な翻訳辞書の出版社が「女性のための男性語辞典」
を出版しているという。
これがまたすんごい売れてるんですって。
コミュニケーション別に男性の真意を「翻訳」してくれる。
たとえば、ショッピングに行ったとき、男性が
「似合わないんじゃないか」と言った場合は「高すぎる!」、反対に
「これを買えば」と言った場合は「家に帰りたい」という意味だそうだ。
思わず、「当たっとるがな」とうなずきましたね。
これは日本語版を出したいですよ。
頭のいい女性は、同じような場面で「これにしたら?」と言ったら、
「なに、もう帰りたいの?」「めんどくさくなってきたんでしょう?」
と言ってきたりします(当たっとるがな)。
男性は単純に思ったことをそのまま言っていると思っている人が多い。
確かにそういうときも多いが、相手に配慮して遠まわしに
言うこともある。さっきの例もそうですよね。
逆に「一個450円のケーキなんて高すぎない?」と男性が言うときは
「それ以上食べたら太るぞ! それ以上太ってどうする!」
という意味だったりします。
難しいのは、相手を気遣って遠まわしに言ったことが
相手にそのままの意味で受け止められ、そのままの意味で言ったことが
裏読みされてしまうことです。
これで軋轢ができたときは、「いやいや本当は君のためを思って…」と
長々と説明をしなくてはなりません。
そういうことを未然に防ぐのが賢いですが、そういうのを避けて通って
いたのでは本当に分かり合える関係にならないような気がします。
相手のその場の気分とか心理状態、いつもの性格をわかって
どちらも気持ちよく過ごすには、コミュニケーションは欠かせない。
だから、どういう意味で言ったのか、いちいち説明するしかないんです。
その都度説明するしかないんですよね。
「太るぞ!」と単刀直入に言うのがわかりやすいのかもしれませんが、
それではなんか殺伐とした雰囲気になると思うんですよね。
なんか遠慮も何もないというかね。
やっぱり誰に対しても自然と気遣いをしているわけで、
それを汲み取ろうとする=うまくやろうとする姿勢を見せることが大事。
それができれば、こうした辞書の助けを借りることはないはずです。
ただ、これは軽く読める雑学的な書物らしいので、単に日本語訳された
ものを読んでみたいですけどね。