誇り高き敗戦 

ラグビー日本代表がついに力尽きた。

あの南アフリカと3-26の敗戦。

現地で応援していて、トライをできる感じがなかった。

それでもペナルティゴールを決めて、

3点を重ねて26-25ぐらいで勝てないかと思っていた。

失点はこれぐらいに抑えられると思っていたが、

これほど点が取れないとは思わなかった。

それほど南アフリカの防御が優れていた。

日本のアタックは研究されていたように見えた。

レメキ選手も「リサーチで丸裸にされていた」みたいなことを

言っていたがその通りに見えた。

中村亮土選手は、「プレッシャーを受けて細かいことが

できなくなっていった」と振り返った。

優勝を狙う国との差はまさにそこだと思った。

プレッシャーがかかったとき、劣勢になったとき、

普段と同じようにできるか。

それはメンタルだけではなく、肉体的にもそうだ。

これができるようになるには、厳しいプレッシャーに

晒されることを続けて、その状況に慣れるしかない。

要は強い相手と戦うことだ。

みんな悔しい表情をしていたから、たぶん次はもっと上に行ける。

選手にはもうお疲れさまとしか言いようがない。

目標を持ち、自分を信じて、毎日努力することの大切さを

改めて教えてもらった気がする。

みんなが「ありがとう」というのは、

こういう意味なのかもしれないね。