1人暮らしが長くなると…

1人暮らしが長くなると、いろんな性癖が出てきます。
ある人は、独り言が多くなると言い、
ある人は、さびしがり屋になると言い、
ある人は、1人でいるのに慣れすぎてしまうと言う。
それとは別に、自分の流儀っていうものが確固たるものになる。
家での流儀ですね。
たとえば、洗濯物をどういう順番に干すか、リモコンの置き場所から、
椅子の向きにいたるまで、その部屋に暮らす人なりの方法がある。
1人暮らしが長くなればなるほど、そうした作法が厳格な
ものになっていき、やがて人とは相容れなくなってくる。
先日、こんな話を聞きました。
その人は、「ベッドにはパジャマ以外では立ち入らない」のを
流儀にしているんですって。
飲んで疲れて帰ってきても、そのままベッドで寝るということを
しないという。パジャマに着替えるのさえ、余裕がないのなら、
床で眠るという。その徹底ぶり、敬服に値する。
かくいう私は1人暮らし11年目なのだが、自分なりの作法、流儀は
あまりないような気がする。
すべてのものはどうにでも出来るような気がする。
なんでこんなにこだわりがないんでしょうね。