平和遺伝子

岡山大学の松本直子教授が縄文時代の人骨を分析した結果、
戦いによる傷が極めて少ないことを発表した。
暴力による死亡は、なんと1%台だという。
その理由は、
「縄文期の日本列島は、狩猟採集できる食糧がまんべんなく分布し、
人口密度も低いことから集団間の摩擦が少なかった」
からだという。
同じ時期の欧州やアフリカでは、これよりも格段に戦いによる
と思われる死亡が多いのだそうだ。
古代、日本に渡ってきた人たちは、争いを好まない人たちだった
とする説がある。
そのために大陸の端に逃げてきたというのだ。
そういったもろもろの事情が重なって、
戦わなくても平穏に暮らしていける環境があったのだろう。
もし本当に、「平和遺伝子」みたいなものが日本人にあるのなら
そういうのはぜひとも世界に拡散していきたいね。