「お前の感性はダサい」

ある年上の男性からそう言われた。
ダサいって、それ使うほうがダサくない? なんて。
まあ、私からしてみれば、その年上男性のほうが
ダサいのだが、流行に関することならダサくてもいいが、
感性についてダサい呼ばわりされるのは我慢ならぬ。
酒に酔ったときしか本音で話さない、典型的日本人の
彼だからしょうがないと思うけれど、
普段からそう思われていたのだなあと思うと、衝撃だった。
月刊誌の旬なキーワードを書いているせいか、
ちょっとだけ流行には詳しくなったつもりでいる。
ただ、感性が時代についていけているかというと、
これは1日にしてなるものではないから、
自分の身を振り返って、あやしいものがあると思わざるをえない。
今度、どこがどのようにダサいのか、問い詰めてみるつもりだ。