かつて十数年前ぐらいから、都心回帰ということが言われた。
主に首都圏の話なのだが、年を取ってくると、
車の運転が難しくなるので、都心の駅近い場所に引っ越すというのだ。
こういうことを考えるのは主に男性。
女性はすでに近所の人間関係ができているから、
長年住み慣れた場所を離れたくないのだが、
夫のほうは、自分は近所に知り合いがいないから、
遠くに引っ越してもいいということになる。
そんなわけで、駅の近い場所に引っ越してそこを
終の棲家とするのが流行だったのだが、
私が高齢者になる２０数年後は、その必要はないだろう。
そのときになれば、自動運転ができるようになっていて、
駅が近くなくても、自分で運転することなく、
スーパーでも、病院でも行けるようになるだろう。
そうなると、田舎の僻地にも住めるようになるだろう。
子どもの送り迎えなんかも親がしなくても、
ＡＩがやってくれるようになるかも。
自動運転ができるようになれば、社会はガラッと変わるはずだ。
