帝京ラグビー部が147点で快勝

31−0だった。
関東大学ラグビー対抗戦グループのゲームが自宅近くで行われたので、
今季初の観戦を楽しみに競技場に向かった。
帝京大学日本体育大学のゲーム
諸事情あり、競技場についたのがゲーム開始15分ぐらいのときだった。
すでに点差が31−0だった。唖然とした。
何かの間違いではないかと思った。
スポーツにおいて観戦の興味の対象の何割かは勝敗に起因するもの
だから、その何割かはすでにそがれたと思った。
そこから帝京のトライ&ゴールのラッシュ。
まるでノーガードの相手をめった打ちするように、
容赦ない攻撃を繰り出し続けた。
後半も手を緩めることなく攻め続け、最終的に147−0(前半66−0)
という、ラグビーでもあまり見られない大差になった。
100点近くなってくると、見ているほうもつらくなってくる。
帝京スタンドからも、「日体がんばれ!」の声が出る始末。
これぐらいの点差がつくと、勝っているほうに緩慢なプレーや
軽いプレーが出てくるものだけど、帝京の集中力はすばらしかった。
これが強い相手のプレッシャーのなかでできるかがポイントだ。
一方の日体。本来、これほど点差がつく実力差はないはず。
ゲームの取り組み方以前に何か問題があるのではないかと
思わせるほど、覇気がなかった。ちょっと心配になるほどだ。
こういうゲームが出てくると、対抗戦の存在意義も問われる。
ともあれ、帝京としてはこれから筑波、早稲田、明治、慶応という
強豪とぶつかる。ここからが正念場だ。
今年はもう観戦に行くのは難しいけど、
テレビでできるだけ応援するつもりだ。