メダルの数え方

メダルの数え方をちょっと変えていただきたいと思っている。
パチスロのメダルではない。等価交換かどうかなど、
そんなことはどうでもいい。
オリンピックの場合、メダルは「〜個」と言っている。
昔から気になっているのだが、これを「〜種目で金」と
いう言い方にしていただきたいのだ。
どうしても「〜個」で表したいのであれば、団体競技の場合、
例えば、日本が野球で優勝したら、全選手分の「22個」に
換算していただきたい。
つまり、日本は野球に優勝しただけで、メダル獲得数は
上位になれるわけだ。
団体競技の場合、その種目で優勝しても、「1個」としか
見なされない。
今回の体操日本男子もそうだ。演技するのは3人でも6人で
取った金メダルなのだから、「〜個」で表現するなら、
彼らが獲得したのは6個の金メダルであり、
今、日本の金メダル数は10個を超える計算になる。
個人競技団体競技で、どちらが金メダルを取るのに大変か
というと、そんなものは比べられるものではない。
どっちもまったく違った苦労と努力をしてきたに違いない。
ともあれ。
これだけ価値観が多様化しているのに、オリンピックの価値は、
なぜいまだにメダルだけなのだろう。
金を取った選手が新聞の一面に出た日はあっても、
自己新記録を出した選手が大きく取り上げられることはない。
そろそろ、メダルだけではなない価値を、
オリンピックに見出してもいいのではないか。
そんな気がして、いつまでも、
テレビの前で静かに見ている。