「処理水」まとめ① 

福島第一原発の排水のことですけど、まとめておきましょう。

これがなぜ問題になっているかですが、

そもそもトリチウムという放射性物質

環境や身体に悪影響を及ぼすからということです。

放射性物質放射線を発するのだが、この放射線はいろいろなものを

通過する性質をもっていて、細胞を通過するとき細胞を傷つける。

それによって細胞ががん化したりする。

このあたりはみな福島第一原発の事故のことで学んだことと思う。

ここで大事なことは、放射線は一度に浴びる量だということ。

以前の東海村の事故のように大量の放射線を一気に浴びると

生命の危機を生じるが、そうでなければレントゲンをとったり、

有効に使うことができるものなのだ。

原発に使われる核燃料の他にも放射能をもつ物質は

自然界にいくらでもあるが、それが問題にならないのは

一度に浴びる量による。

なんでもそうなのだが、量によって毒にも薬にもなるのが、

この自然界の本当の姿なのだ。

そして今回問題になっている「処理水」(原発排水)は、

原発からの排水に放射能をもつトリチウムが含まれるからである。