水難事故の印象 

この季節になると必ず報告される水の事故。

親やほかの誰かなど、助けようとした人が犠牲になるケースが多い。

溺れた本人は助かっているのに。

なんでかなと思ったが、よく考えてみると、

おぼれた本人が亡くなっているケースも当然ある。

おぼれた本人か、助けようとした人か、どっちかが

亡くならないとニュースにはならない。

助けようとした人が亡くなり、おぼれた本人は助かった場合、

より残念な感じになり、印象に残るから、

助けようとした人のニュースが多いように感じてしまう

だけなのだろうと思う。

こういうのってたぶん、無数に自分の中で起こっている。

感情が入り込むと、冷静な分析ができなくなる。

ただ、助けようとした人が亡くなっているのは事実。

どういう状況なのか分析し、同じ状況になったとき、

どういう行動をとればいいのか、専門家に解説してもらうような

報道を、メディアには望みたい。