考えるという行為は、素材を削ったり、切ったり、張ったりして
自分なりの物をつくるのに似ている。
まず素材はどこからか持ってくる。
考えるもとの素材となるものは、経験したこと、教えてもらったことである。
(教えてもらったことには、本や他のメディアから得たことも含む)
つまり、内(自分)からの情報と、外からの情報だ。
これは両方大事だと思う。
なので、最初から「自分で考えて」をやると、
それでも大丈夫な場面とマズイ場面があると思う。
ある程度までは教えて、その先は自分で考えてもらうという態度が、
あらゆるコーチには必要なのだと思う。
ここのさじ加減が実に難しい。
教えたあとでも、「なぜそうなのか、考えてみて」というのは有効だ。
これは子育てにもまったく当てはまるね。