めんどうだが、メリットが大きいもの 

以前、出生率が異常に高い自治体として

長野県の下条村がちょっと話題になったことがあった。

この村の出生率は2.2ぐらいある。東京都より1.0多い。

親の非孤立化で出生率UPの仮説を裏付ける要素として、

下条村のケースも参考になる。

下条村で多くの若者が移住してくるのだが、

格安の住居を提供する代わりに、地域イベントへの参加や、

消防団への参加が義務付けられている点が特徴的だ。

これによって地域に顔見知りが増えると、子育てにおいても

いろんな縦横のつながりができて、不安感が減るのではないか。

地域の人との付き合いはめんどうだが、やれやれといいながら、

孤独感が減り、子育ての不安を軽減することに

なっているのではないか。

これはあくまでも仮説だが、あり得る話だと思っている。

地域の人付き合いが増えれば、孤立死も防げるし、

防災、防犯の面でもメリットは大きい。

地域イベントに補助金を出す施策をやって行けば、

いろんなメリットは大きいのではないか。

自主的な活動では限界があるので、なかば強制的にお金をつけて

取り組むことが必要。ここは政治家がやってほしい。

大事なことは、だいたいめんどうなもの。

人との付き合いはその最たるものだ。