「にわか」が流行語みたいになったのは
2019年に日本で開催されたラグビーW杯からだった。
そもそもファンににわかも古株もないのであって、
区別する必要もないのだが、ラグビーにあってはいまだに
この言葉が出てくる。
昨年のサッカーW杯でもちょっと使われることはあったが、
やはりラグビーで使われることが多い。
「にわか」とは、「にわかに」というのと一緒で、
「急に」というニュアンスがある。
W杯のときだけ見るミーハーな人を揶揄する言葉なのだが、
関心があるだけいいよね。
W杯なんて世界的なイベントは、関心をもつきっかけとしては
うってつけなのだ。
ラグビーの場合、「にわか」を公言しないと、
古株ファンから「昨日今日見始めたくせに」とか、
「やったことのもないくせに」と言われてしまう。
「ド素人ですいませんけど、ひとこと言わせてもらいます」
と断らない、こう言われてしまう。
そういう排他的な感じがまだまだラグビーってあるよね。
私はラグビーを熱心に見始めて17,8年になるので、
にわかではないが、ラグビーをプレーしたことはないので、
にわかと古株の中間だ。
ラグビー場ではファンがエリアを分けずに隣り合って応援する。
スタジアムの外でもそのようにはいかないものか。