虐待を防ぐには

子どもが被害者になる事故、事件が多い。
どんな理由があっても、大人には保護責任があるので、
大人が未然に防いであげないといけない。
大人というのは、この場合、親だけを指すのではない。
周りの大人たちもそうだ。
虐待を受けた子の親がほとんど例外なく陥っているのが
孤立だという。
子育てを自分ひとりで背負い込んでしまい、
不安とストレスから子どもに手をかけてしまう。
子どもを持つまでは、子どもを虐待する親はなんてひどいんだ
と思っていたが、実際に子どもを持ってみると、虐待するかしないかは
本当に紙一重なのだと思った。
軽く手が出てしまうこともあるし、強く手を出そうとして
かろうじて思いとどまったことが1,2度あった。
平日の朝と土日しか子どもと接しないのにこれなのだから、
毎日子どもと付きあっている母親の苦労ははかりしれない。
幸い、地域に何人か知り合いもでき、本当に困ったときには
面倒を見てくれる人ができた。
まだ面倒を見てもらったことはほとんどないが、
「何か困ったことがあったら言って」と言ってくれる人が
いるというだけで、かなりの精神的な余裕になる。
だから、やはり親は孤立してはダメで、周囲と連携することだ。
助けてほしいときに助けてといえる人を回りにもつこと。
それには、自分の見得とか優劣の感情をもつことなく、
自分から心を開く必要がある。
それが自分ためにできないのであれば、
子どものためと思ってやればいいのだ。