承服できない主張が最近出てきている。
これは私の嗜好とはいっさい相容れない。
こんな思想は断固拒否する。
何って、「とじないカツ丼」のことだ。
最近、ご飯の上に卵をといて火を入れたものをのせ、
その上にとんかつをのせた「とじないカツ丼」というのを
提供する店がいくつかある。
これがなかなか人気だというではないか。
これはカツ丼業界に対する挑戦ととらえている。
またカツ丼愛好者に対する挑戦ともいえる。
カツ丼はとじてなんぼの世界だ。
これ以外は認められない。
私がもっとも恐れるのは、とじないカツ丼がスタンダードになり、
これまでのカツ丼が気軽に食べられなくなることだ。
だからとじないカツ丼がスタンダードになろうとしたら、
反対勢力を集めてデモ行進をしようと思っている。
ただ、私はまだとじないカツ丼を食べたことがない。
食べずに否定するのはフェアではないから、
今度、食べてみて態度を決めたいと思う。