久しぶりにおもしろい番組を見た。
「カズレーザーと学ぶ」という番組で
意識と無意識について研究者の学説が披露されていた。
それによると、現実世界の認識は0.5秒おくれているらしい。
外界の状況を認知して行動に移すまでの仕組みによると、
まず無意識から発生して、意識したのちに行動に移す
とのことだった。
だが、これだと投手が投げたボールが0.4秒後に
打者の手元に届くので、バットを振ろうと意識したときには
すでにボールが通り過ぎていることになる。
だから打者がボールを打つのは無意識の行動なのだ。
じゃあ、無意識ってなんなのだということになる。
私が思い着いたのは、無意識とは過去の経験の産物ではないのか
ということだ。
過去に同じような状況を経験しているから、
打者はボールを打てる。
じゃあその「経験」はどこからきたのか?
経験も無意識からくるのか?
たぶん、経験とは無意識から出た行動を
その後、意識によって捉え直した体験、といえるのではないか。
人の行動が無意識から出ていて、そのもとは経験なのだとしたら、
経験することが大事になる。
「無意識を鍛える」には、経験を多く積むこと、
新しい経験をすることが大切なのかもしれない。