協調性を重んじる日本人ということが度々言われる。
日本人の特性としてこれは常套句だ。
それがなぜそうなったのか理由については諸説ある。
昨今、地政学が流行りだが、地理的な要因が大きいのでしょう。
もともと、争いを避けて大陸から渡ってきた人たちの
流浪の地が日本だったという説がある。
だいたい食い詰めた人たちが新天地を求めるものだ。
そうしてやってきた古代日本人はびっくりしたと思う。
ほとんどが森に囲まれ、平地が少なく、災害も多いからね。
こんなところで住むには協力するしかなかった。
そうして村をつくったけど、つくったらつくったで
簡単にはその外に移動できない。
険しい山と川に阻まれてしまっているからね。
農耕が始まるとさらに協調体制はさらに強くなった。
みんなで協力しないと作物は獲れないからね。
島国だったり、険しい山や川に隔たれ、容易に移動ができなかった
なかで生きていくには協力しあうしかなかった。
これで行けば、同じように農耕社会になったヨーロッパの人たち
との区別がつくし、同じ島国のイギリスとの違いも説明がつく。