自分で仕事をつくれる時代

中高生向けに職業紹介の本をつくった。
週刊誌でも取り上げてくれることになり、一連の作業がやっと終わった。
ここ数年で雇用情勢が急激に悪化している。
大学生の就職内定率はガクンと下がり、高校生はさらに厳しい。
本ではサラリーマンというよりも、手に職をつけるとか、
意外と知られていないニッチな仕事について紹介した。
思えば、私たちが普段目にする職業なんてほんの一部。
世の中には思ってもみないほどたくさんの仕事がある。
それは、誰にでもできる仕事の多くが、発展途上国で行なわれる
ようになり、日本人が高給を維持するには専門的で、何らかの
特技に特化しなければならなかったから。
職業はどんどん細分化し、専門的になっている。
今後、この傾向は強まるような気がしている。
そして、このことは自らが新しい仕事をつくっていける
ということでもある。
自分の得意なことを生かして、人の役に立ち、そのうえで報酬をもらう
ということになれば、これはもう立派な職業だ。
ぜひ本を多くの人に読んでもらい、イキイキと仕事をしてもらいたい。