関西では香典を断るという恐ろしい風習が
定着しつつあるのだという。
京都などでは「香典などもらわずとも自分とこだけで
かたをつけられる」という見栄の文化で
香典を断られることがあるというのだ。
確かに香典には、「葬式などで何かと物入りであろう」
といってお金を渡す意味があるのだろう。
しかし、それだけではなく、弔意の表すものでもあるだろう。
それを断るということは、絶交の意思表示ということになる。
直葬や家族葬などもそうだが、最近、人間関係を立とうとするような
慣習が増えてきているような気がする。
どうしてここまで人間関係が「めんどくさいもの」になって
しまったのだろう。
めんどくさいから「自分が思っているほど孤独でない」と
思えるはずなのだが。