文字は時空を超える 

日本にはもともと文字はなく、最初の文字は中国から輸入した漢字だった。

こういうことをいうと、日本は未開の地だったと思う人がいるが、

単に必要なかったから生まれなかっただけのこと。

「必要は発明の母」だからね。

電子マネーが、紙幣の信頼性の低い海外と比べて日本では

普及スピードが遅いのと似ている。

文字は距離と時間を超えて、何かを伝えることができる。

それが手紙だ。

その人が移動しなくても手紙を送れば、離れた人に何かを

伝えることができるし、後世の人に伝えることもできる。

なぜ古代日本では手紙が必要なかったかというと、

地域社会だけで完結できたからではないだろうか。

それほど豊かだったからではないか。

文字は時空を超える。

だから映画バックトゥザフューチャ―でも、

重要な役割を果たすのが手紙だった。

動画や電子書籍のように電源を必要とせず、

筆跡によって誰が書いたものかわかる手紙(文書)は、

時空を超えて大事な人に何かを伝えることができる。

こんなアイテムはなかなかない。