amazonがくる。

ついにamazonの日本版キンドルが登場間近らしい。
これまでは日本の出版社や取次などがやっている
サイトを介するか、スマホタブレット端末でアプリとして
購入するしかなかった電子書籍だが、キンドルが参入すれば
間違いなく市場は拡大する。
コンテンツをつくっている立場からして、
どこで売れても収入は同じだからいいのだけど、
心情的には日本勢にがんばってもらって、日本の電子書籍書店から
買いたいと思っている。
けれど、まだ日本の電子書籍書店は林立状態で、
品ぞろえが、あるサイトは15万点、あるサイトは35万点などという
状況になっていて、読者からすれば「この本が買いたい」
となったとき、いくつも電子書籍販売サイトを巡って、
その都度クレジットカード情報を登録しなければ
ならず、利便性が低かった。
品ぞろえ10万点といっても、それは世の本のほんのごく一部であり、
電子書籍で買えない本がいっぱいある。
日本で電子書籍を飛躍的に伸ばすには、
「すべての新刊本が買える」
「紙の本より格段に安い」
という二つの印象を読者に持ってもらうことだ。
そうしないと、紙の本にはない、「端末を買う」という壁を
乗り越えてもらえない。
すでに大手出版社のなかは、すべての新刊本を
電子書籍化するとしているところもある。
どこか一つ(多くても3つまで)の窓口で、すべての電子書籍
アクセスできるようにならないと、利便性は上がらない。
電子書籍を購入すると、電子書籍販売サイトが30%とか50%の手数料を取っていく。
できれば、アップルやアマゾンではなく、日本勢に取っていってほしい。
そして、本屋さんが少ない地域の人にも読んでほしいと思っている。