この作品は自宅に近い地域がモデルにされているらしく、
子どもたちも結構好きで何度も見ている作品だ。
この映画の主人公は将来作家になることが夢の中学生なのだが、
実写映画では彼女らの10年後の姿を描くらしい。
主人公は作家の夢を諦め、出版社の編集者になっている。
まあ、よくある設定だ。
だけど、ちょっとまってくれと思う。
勘違いしてほしくないのは、
編集者やライターは小説家になれなかった人の集まりではありません
ということ。
私のようにフィクションよりノンフィクションをやりたい人もいるし、
編集者の中には「文章を書くのは苦痛」と公言してはばからない人もいる。
あと、強くいいたいのは、
「大人は夢破れた人の集まりではありません」
ということ。
「夢を諦めて妥協するのが大人になることではありません」
ということも知っておいてほしい。
子どものころに描いていた夢から変化した人もいるし、
諦めてしかたなく違う道に進んだ人も、その道でやりがいを見出して
生き生きと仕事をしている人もいる。
今度の実写映画でも編集者を夢破れた人として描かないでほしいと思う。