人は誰もが最後には死ぬ。
多くの人が自宅で死にたいと思う。
毎日何百人も人が死んでいるから、
誰にも看取られずに死ぬ人もたくさんいる。
だとしたら、自宅で死んだ場合に、その家はどこからが
「事故物件になるのだろうか」
という疑問が出てくる。
某大手賃貸不動産会社のフランチャイズ店となっている会社の
社長である友人に聞くと、
「事故物件の線引きは特殊清掃が入っているかどうか」
だそうだ。
特殊清掃というのは腐乱死体になった場合の処理をする
清掃業者のことだと思う。
これはなかなかに明快だ。
人は誰もが最後には死ぬが、
できれば誰もが誰かに看取られてほしい。