今日が最後と思って

疲れた心と体に、はい一本。
名言サプリ 其の361


あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしはもっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように
祈っただろう
(ノーマ コーネット マレック)


これは最愛の子を亡くした母が書いた詩の一部。
全体はもっと長いので、冒頭の一文を書いた。
詩のタイトルは「最後だとわかっていたなら」だ。
最後にこうある。


「ごめんね」や「許してね」や
「ありがとう」や「気にしないでね」を
伝える時を持とう。
そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから


明日はいつもあるわけではない。
失ってみなければ、「ある」という状態に気づかない
のが人間だ。
ないものに目がいきがちだが、本当は多くのものがあり、
最初から備わっているか、欠けた経験がないために、
「ある」ことに気づけないのだ。
たまに自分が死んだときのことや、
私の親しい人が死んだときのことを思う。
「会っておけばよかった」と思うはずだし、
そう思ってもらえたなら嬉しい。
死ぬのに失敗する人はいない。
今日死んだ人も「おれが今日死ぬなんて思わなかった」
と思っていたはずだ。
それが自分に起こったってぜんぜん不思議じゃない。
今日を最後と思って過ごす
それ以上に、今を充実させる心の持ちようはない。