問題かどうか 

現代は心を病む人がとても多いようだ。

このコロナ禍でそれは加速している。

心が病んでいる状態というのは、それによって本人の日常生活に

支障が出るか、周囲の人が困っているかのどちらかであって、

それ以外の場合は問題にされない。

「ちょっと元気がない」という状態で済まされる。

多くの問題ってのは、周囲がつくっている場合が多い。

周りに迷惑をかけるから問題だと思っている。

でも、うつ病であってもなんであっても、

「ちょっと元気がないんだね」で許容されていたらどうだろう。

仕事や何かで失敗しても、「そういうときもあるさ」で

済まされていたらどうだろう。

今は企業も体力がなくて、技術革新も容易にできないから

効率アップで成果を挙げることになる。

効率を重視すると失敗が許されなくなる。

足手まといになる人は、周囲に迷惑をかけると考えられ、

下手をすると「あの人を辞めさせて」と言われてしまう。

そういう社会にすると、自分もそのプレッシャーに晒されることに

なるんだけどね。

他人の失敗を許容することは、自分も許されることになる。

このコロナ禍は多少の失敗は多めに見て、ユルユルの社会がいいね。

そしてまた元気が出たら、がんばりゃいいんだから。