ライオンズと歴史的対戦 

今月26日、ラグビー日本代表

ブリティッシュアイリッシュライオンズというチームと

史上、初めて対戦しました。

このライオンズというチームは、英国を構成する

イングランドウェールズスコットランドの3か国と、

アイルランドの合同チームです。

もともと英国を構成するもうひとつの国(ここでいう国とは、

国家という意味ではない)である北アイルランドの選手は、

英国とは別の国であるアイルランドラグビー協会に属します。

つまり、ライオンズはイングランドウェールズスコットランド

アイルランドの4つのラグビー協会の合同チームということになります。

アイルランドラグビーは、別の国同士でひとつのチームを

つくっているというわけなんですよ。

そういうわけで、ライオンズというのは、1888年から始まった

歴史的な存在でもあり、文化的な存在でもあることが、

このチームの希少性を著していることになります。

そのライオンズは、4年ごとに結成され、ラグビー強国である

ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカに遠征します。

そのため南半球の選手は12年に一度しか

対戦のチャンスがないわけです。

ゲームは10-28で日本代表が敗れました。

次は7月3日にアイルランドとアウェーで戦います。

アイルランドというチームは、アイルランド北アイルランド

合同チームであることをかみしめながら観戦すると、

また違った味わい方ができるかもしれません。