超法規的措置は取れない仕組み

東京都ではわずか100人に満たない重症患者で

「医療ひっ迫」という状況になっている。

専門家の話では、コロナについては感染症法という

法律によって規定された指定病院でしか、診ることが

できないのだそうだ。

有事の際だからといって首相が強権を発動して、

他の病院で診させることはできないのだという。

こういう話は震災のときにも聞いた気がする。

超法規的措置のとれない日本は幸か不幸か。

この仕組みは、戦後、GHQが来てできたものだという。

日本を再び戦争をしない国にするために、

内閣の権限を限定した。

独裁的な首相が出たときに、独断で戦争をはじめるような

ことができないようにした。

それが戦後、いろんなところで弊害が出ている。

一方でこれは平和を維持する仕組みであるともいえる。

幸か不幸か、難しいところだ。