幸せとGDP

前からずっと考えているのだけど、
やっぱり資本主義って、たぶんまだ完璧な経済の仕組みではなくて、
実験段階にすぎないんじゃないか。
ろくなものじゃないかもしれないけど、たぶん、いまはこれで
やっていくしかないという、それぐらいのものだと思う。
そう思う理由の一つは、重要と供給で価格が決定されること。
たくさんできた農作物は、値崩れするため、ある程度、量を調節
しなければならない。要は捨てるしかない。
これだけでも、資本主義経済が不完全であることの証左だと思う。
で、そうしてつくってきた経済においてしか、国が成長したという
ものさしがない。そのものさしとなるGDPも幸福とは関係ない。
病院にかかったって、家にセコムを入れたって、GDPに加算されるんだから。
経済が本当の意味で経国済民であるなら、
そのものさしってGDPではないような気がする。
ポスト資本主義はどうあるべきかなんて、簡単に結論はでない。
しばらく混沌は続くのだろうけど、不安・不満は消えないなあ。