協調性から独創性、そして多様性へ

いま起こっている夫婦別性とか同性婚とか、民族の問題とかを

見ていて思うのは、「多様性を学ぶレッスンをしてるんだな」ってこと。

かつてものがつくれば売れた時代は、差別化するより早く大量生産する

ことが必要だった。

そういう時代にはみんなが協調性を発揮して効率的にモノづくりを

したほうがよかった。

だけど、あらゆるモノがあらゆる人に行きわたった世界では、

協調性より独創性が必要になってきた。

だから多様性を認めようということになってきた。

欧米はそれについてはもうだいぶ先を行っているのだが、

いま日本はまだそのレッスンの最中なのだと思う。

このさまざまな議論や軋轢は多様性を真に理解するうえで

必要な過程なのかもしれない。