抽選 

「抽選」という言葉がこれほどワクワクしない場面はない。

13日、全国大学ラグビー選手権大会、3回戦が行われた。

流通経済大学筑波大学のゲーム。

19対19でフルタイム。

まずジャンケンで封筒を取る順番を決める。

封筒の中身で、次の封筒を取る順番を決める。

最後の封筒の中には準々決勝に進める権利があるかどうか

書かれた紙が入っているというシステム。

トーナメントだからどちらかの駒を進める必要がある。

だけど、延長戦をやってほしかったなあと思う。

4年生にとっては最後のゲームになるわけだからね。

トップリーグのようにどちらかが点を取った段階で

終了する延長サドンデス方式を採用してはどうか。

抽選でない方法を関係者はぜひ模索してほしい。

両チームの選手はそれぞれに涙を見せる人もいれば、

笑顔の人もいた。

涙の選手にもやりきった充実感がにじんでいた。

勝敗など超越した素晴らしい戦いだった。