ボトムアップとトップダウン 

サッカーってこうなんだなと思って驚いたことがある。

日本代表のベスト8を賭けたクロアチア戦、

PK戦でキッカーの選択と蹴る順番は選手が話し合って決めたという。

蹴りたい人が立候補し、その人たちの中で順番を決めたようだ。

これはよくあることなのだろうか?

私が監督だったら、普段のPK練習を見た結果でキッカーを決め、

順番も決める。その上で、

「俺が責任を取るから、ゴールを決めることだけに集中して思い切りやれ」

といったほうがよかったのではないか。

もちろん、これは結果論で今回の方法がうまくいく可能性もあっただろう。

だが、「PKは運」と考えて対策が不十分だったら負けてもしょうがない。

選手が主体的になってやるのがいいことと(ボトムアップ

リーダーが指示してやるのがいいこと(トップダウン)は、

向いている分野と向いていない分野がある。

時にはリーダーが上意下達で指示し、

時には個々の主体性に任せるようにするのだ。

このさじ加減がリーダーの腕の見せどころではないかな。

たぶん、森保監督はそこが長けていたリーダーだったのだろう。

4年後も彼のチームを見てみたい気はするが、

他の監督でのチームも見てみたい気もする。