ネットや雑誌の記事を読んでいるだけでは、
真面目な人ほど結婚したくなくなるだろう。
それにはいくつか理由がある。
・「人の不幸は蜜の味」だから、結婚のいい側面の話より、
悪い側面の話のほうが記事になりやすい。
・結婚のいい話は「のろけ話」「自慢話」と受け取られやすいから
記事になりにくい。
・そもそも「大丈夫」という記事より、「問題だ」という記事のほうが
頭がよいと見られやすい。
・真面目な人ほど記事を真に受けやすい。
こういう構造があるために、結婚についての不幸な記事が量産され、
それを読んだ真面目な人が、「結婚すると不幸になる」と真に受け、
ますます結婚したくなくなる、ということになる。
何も考えない人はさっさと結婚して子どもを産む。
いろいろ考えてしまう人は、その考えに囚われる。
人間はよい情報よりも悪い情報のほうに過敏になる。
普通の人は「儲け話」より「損する話」に反応する。
儲け話も「これを逃すと損する」と思うから反応するのだ。
これらについて、以降の記事で一つひとつ検証していこう。