結婚したくなくなる記事② 

次に「結婚のいい話」は「のろけ話」「自慢話」と

受け取られてしまう問題。

自分の配偶者がこんないい人というのは、

日本ではそうとうしにくい。

謙遜の文化ですからね。「愚妻」なんて言葉がその典型。

だからそもそもいい話は記事にならない。

これは「他人の不幸は蜜の味」と表裏をなしている。

2つの意味で「悪い話」のほうが読まれやすいわけだ。

結婚の悪い話には2種類あって、

ひとつは興味本位のもので、他人の不幸が好きな人を

ひきつけるもの。

もうひとつは警鐘を鳴らす意味で書いているもの。

「こういう悪い事態になるので、こういうことに気を付けろ」

と警鐘を鳴らしているのだが、

まだ結婚していない人は、気をつけることは実感できないので、

「こんな悪いことが起こりうるのだ」ということだけを受け取る。

やっぱり真面目な人ばかりが結婚したくなくなるようにできている。