禁止するほどやりたくなるもの

香川県が「ゲームは1日60分」とする条例を

まとめようとしている。

これには賛否両論が巻き起こっているのだ。

条例というのは、都道府県が独自に定める法令で、

違反すると過料という罰金となる。

今回の場合、家庭でのことだから違反しても誰にもわからない。

この条例を制定する目的が、長時間ゲームをすることの

可否の議論を呼び起こすことが目的なら可能だ。

だが、これによって本当に子どもたちのゲームを止められる

かというと、「できる子もいるし、そうでない子もいる」

ということになると思う。

家庭でルールとか、法令を意識させることができていれば、

条例の効力があるが、それがなければ子どもには効かない。

ゲームのやりすぎは親が頭を悩ませる問題だが、

タブレットスマホの問題と同じで、与える時に

ルールをつくることが大事。

ルールなしに与えた場合は、自制させるのは難しいだろう。

「禁止するからやりたくなるので、ゲームするのを強制させればいい」

という心理学者がいるが、それは子どもによる。

そもそも強制、矯正させて子どもに何かをやらせたり、

やらせないようにさせるのは、難しいのだ。

自分で気づかなければいけない。

やっぱり親子が信頼関係をしっかりつくったうえで、

長時間ゲームをやり続けることの問題を教えていくしかないね。