役所と国立大学

仕事で行政機関に問い合わせをすることがよくある。
県庁、市役所、区役所、村役場、町役場に加え、
省庁もよくある。
省庁の役人の話では、上司から取材にはできるだけ応じなさい
という指令が出ているのだそうだ。
地方の行政機関もそうなのかはしらないが、とにかくそうらしい。
正しい情報を報道してもらうことで、
行政への問い合わせが減るからだと思われる。
まあ、それに税金で成り立っている行政機関だから、
商業目的とはいえ、国民の経済活動に協力することは
当然といえば当然なのかもしれない。
一方、国立大学はどうなのか。
こっちはあまり協力的でないところもある。
大学教授もそうだ。
いまは独立行政法人になったとはいえ、
国の税金が現在の国立大学の資産の元になっているのだから、
役所と同じように、国民に協力する必要があるだろう。
大学教授になったら自分はエライと思ってしまうのはしかたない。
でも、自分の研究環境はいったいどこからやってきたお金で
つくられたものなのかを少しは考える必要がある。