動き出したラグビープロ化 その5

今後、ラグビーのプロリーグが発足するとしても

ラグビー専用スタジアムを新たにいくつもつくることは、

あまり現実的ではない。

そうであるなら、陸上競技場ではなく、球技専用スタジアムを

サッカー兼用で使っていくのが合理的だろう。

その時問題になるのが芝だ。

ラグビーは、サッカーに比べて芝が傷みやすい。

とくにスクラムで踏ん張るときには、

芝がめくれるようにしてはがれることもある。

これを劇的に改善したのが、ハイブリッド芝だ。

今回のW杯の会場でも神戸や横浜に採用されている。

人工芝と比べても費用はそこまで高くなく、

維持費も安く済むという。

また、ティフトン芝の改良型であるティフグランドという

芝が熊谷で採用されていたり、芝も進化している。

今後は陸上競技場で行われるのはアマチュアラグビーだけになり、

大学以上は、球技専用スタジアムでゲームをやるようになれば、

競技レベルも上がるし、お客さんもより迫力あるプレーを

見れるようになり、どんどん会場に足を運ぶだろう。

実はこの点はすごく大きな要素だと個人的に思う。

やはり現場で見てもらうのが、ファン拡大の一歩なのだ。