今後、ラグビーのプロリーグが発足するとしても
ラグビー専用スタジアムを新たにいくつもつくることは、
あまり現実的ではない。
そうであるなら、陸上競技場ではなく、球技専用スタジアムを
サッカー兼用で使っていくのが合理的だろう。
その時問題になるのが芝だ。
ラグビーは、サッカーに比べて芝が傷みやすい。
とくにスクラムで踏ん張るときには、
芝がめくれるようにしてはがれることもある。
これを劇的に改善したのが、ハイブリッド芝だ。
今回のW杯の会場でも神戸や横浜に採用されている。
人工芝と比べても費用はそこまで高くなく、
維持費も安く済むという。
また、ティフトン芝の改良型であるティフグランドという
芝が熊谷で採用されていたり、芝も進化している。
今後は陸上競技場で行われるのはアマチュアラグビーだけになり、
大学以上は、球技専用スタジアムでゲームをやるようになれば、
競技レベルも上がるし、お客さんもより迫力あるプレーを
見れるようになり、どんどん会場に足を運ぶだろう。
実はこの点はすごく大きな要素だと個人的に思う。
やはり現場で見てもらうのが、ファン拡大の一歩なのだ。