校庭芝生化に使う芝は、日本庭園にあるような芝ではない。
日本庭園の観賞用の芝は、ホームセンターに束になって
売られている芝で、ほとんどが高麗芝だ。
ティフトンは、西洋芝のバミューダグラスを品種改良した
もので暖地性芝草(夏草)の中で
匍匐(ほふく)茎(ランナー)の生育が最も盛んな品種である。
芝生はイネ科の植物だが、このティフトンは種をつくらず
ランナーで繁殖する。竹やシャガなどと同じだ。
高麗芝は、見た目がきれいで種をつくる。踏圧には弱い。
ティフトンは、繁殖力が旺盛で踏圧に強い。
高麗芝と比べて葉が柔らかく、触ってもチクチクしない。
繁殖力が旺盛だから、初期用を抑えたうえで広げるのが早い。
要は自分たちで養殖しているようなものだ。
これで「芝生は高価で贅沢なもの」は解消できる。