イモリ死す

子供たちが飼っていたイモリが半年持たずして死んだ。

よく食べて、まるまると太っていたから

元気なのだとは思っていた。

ところが、水を替えた日の翌日の夜、

水の中でひっくり返って死んでいた。

よく見ると、体に白いぽつぽつがあった。

それを次女も確認していた。

ネットで調べてみると、ペストという名前の病気の一種らしい。

イモリにはよく見られる病気らしい。

水替え頻度が悪いと、そういう病気になるようだ。

そういえば、買ったときペットショップのおにいさんも

そんなことを言っていたなあと思い返した。

はっきりそれが原因だとは言い切れないが、

もっと水替えを頻繁にするようにすべきだったかもしれない。

異変に気付いてあげられず、かわいそうなことをした。

子供たちはしばらく落ち込んでいて、

「また飼いたいと思う?」と聞いても、

首を横に振るばかり。

飼いたいと言い出した長女も、様子は普通だが、

よこほどショックだったよう。

病気かどうかは別にしろ、死なしてしまったのは事実。

「動物はかわいいだけではダメなのだ。

もっとよく調べて守ってあげないといけないのだ」

と思ってくれればいいのだが。

そうでなければ、イモリもうかばれない。