今はかなり多くの小学校でラグビーが授業に取り入れられている
ことはあまり知られていない。
2011年から実施されている学習指導要領では、
小学3年生以上で指導あれる「ボールゲーム」の中に
フラッグフットボールとともにタグラグビーが推奨されている。
だが、教えられる先生がいないのが現状だ。
先生たちが教本をもとにまねごとをするしかない。
なので、どこの学校にもラグビーボールぐらいはある。
けれど、指導者がいないのだ。
学校に一人ぐらいは、ラグビーを教えられる人を配置するとか、
指導者を派遣するようなことをやっていかないと
すそ野は広がらないだろう。
そもそもラグビーに馴染みがないため、
ラグビーを見に行こうとも思ない。
周囲に熱心な人がいて誘われない限り、
ラグビーと関係ない一生を過ごしてしまう。
その「熱心な人」の絶対数も少ないから、どうしようもない。
まず学校で「ラグビーっておもしろいな」と思ってもらい、
小学校、中学校のころからたくさんゲームをして楽しむこと。
そうして地道に普及していくしかない。