言葉の多様性

なじみのある現象については、言葉もバリエーションが
増えるということについてさらに思い出した。
日本には、「雨」をあらわす単語が400語あると言われている。
梅雨や時雨、五月雨や霧雨などだ。
なんとも日本情緒あふれる言葉が並ぶ。
(気になる人は検索してみて)
日本の降水量は、世界平均の約2倍。
これだけ雨が多い国だから、言葉も多い。
イヌイット(かつてはエスキモーと呼ばれていたが、
いまでは差別用語と認識されていて、イヌイットが一般的)
の言葉では、雪を表す言葉が7つあるという。
50語あるという説もあるが、形容詞をつけた変化形になると
それくらいの数になるのだろうね。
単語の多様さは、文化の奥深さでもある。
日本に雨をあらわす単語が400もあるのは、
平安時代以降に花開いた文学の影響だろう。