映画『赤い河』 

相当古い、モノクロ映画であるが、この「赤い河」という単語に

最初に出合ったのは、日本のロックユニットB’zの曲であった。

ともあれ、なかなか名作らしいのでアマゾンプライムで見てみた。

アメリカ西部開拓時代、男が牧場経営に乗り出そうとする。

そこへ子どもがやってきて、養子となり、二人三脚で経営していく。

しかし、14年経って1万頭を超えるまでに牛が増えたのに、

需要がなくなってしまい苦悩する親子。

そこでミズーリへと北上して牛を売る1000マイルもの旅を

することになるというロードムービーである。

とはいえ、道なき道を行くわけだが、

牛を1万頭も連れて「赤い河」を渡るさまは圧巻である。

ところが、結末がいただけない。

道中で仲たがいする親子が、どちらかが死ぬと思っていたら、

「チャン、チャン!」みたいな結末。

最後だけ喜劇なのであった。

ある意味、相当な大どんでん返しであった。

名優ジョン・ウェインのダメオヤジっぷりの演技はなかなか。

まあでも、西部劇は私の好みに合わなくはないようだ。