仕事には、やりたい仕事と求められる仕事、
あと、「稼げる仕事」「稼げない仕事」という
評価軸もあろう。
「やりたい仕事」と「稼げる仕事」のどっちを
優先すべきかといったら、稼げるかどうかのほうだ。
食っていかなければいけないのだから当然だ。
生物が発生した瞬間から、外部から栄養を摂取しないと
活動が持続できないのだから、食うことからは
誰も逃れられない。
現代のように貧富の差が拡大した社会では、
親の資産で働かなくても食っていける人はいるが、
それは生物界でも同じなので、
おかしなことでもなんでもない。
稼がずに資産を食いつぶしてくれる人は、
貧富の差の縮小に貢献している人とさえいえるかもしれない。
まあ、働かないで済むのは、ほかに働いている人がいるから、
成り立っている存在なのであるから、
社会の余剰、余白の部分をもらっている存在とはいえる。
「稼げる仕事」の前では、「やりたい仕事」なんてもんは
やっぱりクソなのだ。
狩猟時代には、やりたい仕事じゃないから狩りに行かない
なんてことをしたら死ぬしかない。
迷ったら食えるほうを選ぶ。
生物としての原点に立ち返ってシンプルに考えることだ。