動物は近親交配を避けるために、オスは群れから離れて
暮らす場合がある。ネコ科の動物がそうだ。
なぜ近親交配をさけるかというと、いろいろ理由はあるが、
ひとつには、遺伝子的にそのほうが強いからなのだそうだ。
体の中の抵抗力というのは、近親者だと似たような構造になりやすい。
けれど、地域が違っていると、多様な抵抗力を持てるので、
その分、病気などに強いんだそうだ。
そのために近親交配が避けられているわけだ。
そう考えると、地方都市で同じ地域の人と結婚して
子どもを産むより、なるべく遠い地域の人と結婚して
子どもをつくったほうがいいということになる。
その意味では、外国人とのハーフ（最近はダブルともいう）のほうが
遺伝子的に体の抵抗力が強いということになる。
最近、日本のスポーツ界には、どの競技にもハーフの日本人が
見られるようになってきた。
彼らが活躍できるのもそういう要素が絡んでいるのかもしれない。
