落胆の惨敗

2勝8敗の相手に、普通にやれば勝てるだろう
という思いがなかったか。
スーパーラグビーのサンウルブスが、南アフリカ
チーターズに7−47で大敗した。
特に後半20分でメタメタにやられた。
終始防戦一方で、攻めるチャンスになったときには、
すでに疲れていて、ミスを連発した。
これまで前向きな発言を繰り返してきた選手、首脳陣にも
はっきりと落胆の色が見てとれた。
私も正直、ものすごく落胆したし、腹立たしかった。
グラウンドに立ったら、手を抜く人はいないだろう。
その意味では、勝負のほとんどは試合の前に決まっている。
実力が拮抗している場合にのみ、「勝負は時の運」が成り立つ。
今回は、「勝負は時の運」とはとても言える内容ではなかった。
準備がどうだったのか、努力の方向性が間違っていては、
「努力したんだけど、勝てませんでした」
ではすまないのがプロだろう。
一人ひとりが頑張っているのはわかるし、こんなしんどいスポーツを
ほぼ一年中やっている選手には頭が下がる。
だが、やっぱり勝たないと、世間は注目してくれない。
勝てないのに、「世間が注目してくれない」は甘えだ。
この戦い方が合っているのか、努力の方向性が間違っていないか
そろそろ点検する時期なのかもしれない。
がっかりして、腹も立ったが、それでも私は応援するのを
やめるつもりはない。