引きこもりはすぐそこにある

引きこもりの人に犬の保護施設での散歩の仕事を
やってもらうということが行われているらしい。
犬の保護施設というのは、だいたい寄付で運営されている
のだと思うが、そこで働くスタッフはボランティアで
やっている人もいれば、少しの報酬をもらっている人も
いるのかもしれない。
引きこもりの人の中には、人間関係を構築するのを
苦手とする人も多いので、犬なら大丈夫だからというのだ。
私が常にいう、「人間の能力の有効利用」というのは
まさにこういうことを言うのだろうと思う。
そうやって犬の散歩でもなんでも、外に出て行って、
誰かとつながって、そこから始まるからね。
まあ、私なんかも仕事がなければ、引きこもりになる。
引きこもりはそんな遠いところにはない。
けっこうすぐ近くにある。
ということは、引きこもりでない状態もすぐそこにあるはずだ。