嫌なことはいつもある

郷里の著名人、有森裕子氏が高校総体に向けての
エールを新聞に述べていた。
中学でバスケットボール部だった彼女は、
就実高校(当時は女子高)の陸上部に入ろうとするが、
未経験者だから門前払いされた。
だが、何度も門を叩いたおかげで入部することができた。
そうして、どうしてもやりたかった陸上だが、
練習はきつくて嫌だったらしい。
でも、その嫌なことを乗り越えたから自分が成長できたという。
この話から、好きなことを続けるには
嫌なこともある一定程度、する必要がある
ということが学べる。
スポーツでプロになろうとするときには、単に試合が楽しいから
ではプロになれない。その場に立つには、ときにやらなければ
ならないことをやる必要が出てくる。
でも、その嫌なことというのは、楽しいことのためならば、
辛抱できるのだよね。
辛抱できるくらい、そのことが楽しいかどうか。
仕事でも実感することがある。
書くことが好きでも、資料集めという地味でしんどい仕事が
発生することがある。嫌でもやらないと前に進めない。
楽しくなければやらなくていいと、子供に教えている親もいる。
どんな物事でも、ある一定程度、嫌なことは発生するもので、
それをやり抜いたときに成長があることを
子供にも教えるべきだと思った。
有森氏の言葉は、子供への接し方としても参考になる話だった。