ロボットばかりの世界

人工知能がつくった音楽や小説の著作権は誰が得るのか。
とうとうそんな時代になった。
すでに音楽や小説はロボットがつくれるようになっている。
いままで人間にしかできないと思われてきた仕事ですら
もうロボットができるようになっているんだよね。
こうなると、もうほとんど職業という職業は全部、
ロボットが代替できるということになる。
米国では野球の審判ですら、ロボットにやらせようとしている。
「そんなの味気ない」というが、大昔の人からすれば、
自動販売機だって夢のような技術のはずだ。
しかし、いまでは誰だって自動販売機を使うし、
使うことに違和感がない。
多くのものがロボットで代替されるようになれば、
人はそれにだんだん慣れていく。
人間という、付き合うのにめんどくさい存在を相手にするより、
物言わぬ動物を相手にしていたほうがラクなのと同じように、
ロボットを相手にするほうがラクと思っても不思議はない。
こうなると、人はだんだんいらなくなり、
ロボットのほうがどんどん多くなる。
いまだって日本人はどんどん少なくなっている。
人間よりロボットのほうが多い世界が住みよいかどうか、
私たちはそろそろ考えておくべきかもしれないな。