「マイナス金利」に思う 前編

「口座に預けていると、お金が減る」
銀行が日本銀行に預けているお金にマイナス金利が導入される。
プラス0.1だったのが、マイナス0.1になるという。
これから増えた分に関してマイナス0.1の金利がつく。
マイナスだからお金を預けると、逆にお金が減るわけだ。
ただし、これはいま積みあがっているおよそ100兆円には
関係せず、これから積みあがるぶんについてのみ課される。
銀行は日銀に預けてもお金が減るだけなので、
貸し出しを増やしたり、運用する必要が出てくる。
こんなことをしなければならなかったのは、
政府日銀がデフレを脱却させたいのになかなか進まずに、
もう他に打つ手がなくなってきたからだと言われている。
マイナス金利が導入されると、銀行は積極的に融資するようになる。
銀行がもっともやりたいのは住宅ローンだ。
個人は真面目に返済してくれるからね。
小口ではあるけれど、着実なリターンが望める。
なので、住宅ローン金利が下がる。
私が借りた5年前は0.975%だったが、今度、0.9%ぐらいになる。
家を買うと、家具や家電などを新調する人が増えるので、
経済全体に内需拡大が見込めるので、政府も新築を買わせるという
政策をこれまで打ち出してきたわけだ。
これはこれで言いたいことがあるのだけど、今回はマイナス金利の話。
明日は続きを書く。