日本に民主主義は合わない

どうやら日本人は支配されるのが好きな人種のようだ。
最近、住民自治が大事だということが言われている。
そのとき江戸時代の話が披歴される。
いわく江戸時代は、火消しや警察は民間でまかなっていたと。
近代以降はそれが政府になった、だからいまこそ民間の自治
取り戻すべきだというのだ。
ところがどっこい。
江戸時代も住民自治なんかなかった。
江戸時代に火消しや警察を担ったのは、博徒などアウトローだった。
市民はこういう人たちに自治をお願いしていた。
日本ではヨーロッパ的な市民自治をやったことはないわけだ。
明治維新は革命でもなんでもなく、支配元が幕府から政府に変わっただけ。
市民はずっと支配される側に甘んじている。
それが心地よいからだ。
昭和になってもそれは続いた。
おかげで経済活動に専念することができ、日本人は金持ちになった。
そして、相変わらず自分たちの安全や安心は政府にずっと外注してきた。
自分たちの安全や安心は自分たちの手で獲得する、
こうなってこそ本当の民主主義のはず。
どうやら日本人に本当の民主主義は合わないようだ。
いまが民主主義だと思ったら間違いですよ。